スマユリと匂い 〜頸編〜

 城の柔らかいベッドでも、楽屋でも、雑踏の影やら、大森林の中だろうと何処でもいいんで…
スマイルとユーリが互いに抱きしめ合って首筋に顔を埋めて、頸の匂いを延々と嗅いでいるだけの本人出演のPVか同人誌が読みたいです。
ユーリの頸からは梅雨どきの薔薇園の香りがして、スマイルの頸からはミントのオイルと市販のシャンプーと白粉と煙草と服に染み込んだ匂い…生活の匂いに隠れて透明人間の吸い込まれそうな透明な匂いが…するんだ…その匂いは人外にしか嗅げないんだなぁ。

 スマイルがユーリの香りを肺胞の細胞に刻み込まんとばかりに肺をパンパンにして鼻からの深呼吸に勤しんでる対面で、ユーリは
黙してスマイルという珍しい生き物に対しての発見と感慨と思惑に沈んでいるのだった。

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