スマユリと目について

美しい人はただそこに存在するだけでいいのだ。
虚ろな目が、意識を感じさせない紅い宝石が、空間の乱反射に美しい要素でもって作用している。
彼が何を考えているかなんて巡らすだけ無駄なことはない。
ただ己の目で空間の作用を観察しているだけで、彼が何者なのか直感することが出来るだろう。
宝石が反射する光が僕の片目の中で乱反射している。
頭の中まで照らし出されそうだ。

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